体験記

Medical Checkup 定期的な健康診断のすすめ!前編

オアフ島の北東にビーチはとても静かで美しい

人生、いつどうなるか分からない!

母は真面目な正確で健康志向も強く、定期的に健康診断を受けていました。ある日のこと自宅で腹痛を訴え、家族も何気ない気持ちで病院に行くように促し検査した所、病院から家族が呼び出され末期のガンであると告知されました。また、知人も日頃から健康に気配りをしていてたので健康診断を受けていた様ですが、咳が止まらず病院に行くと手術の出来ない末期のガンであると告知をされていました。知人の話は最近のことなのですが、嬉しいことに今は劇的な回復を見せています。母の告知も余命6ヶ月といわれましたが、手術と抗がん剤治療受けながら、辛い時間もありながらでしたが普通の楽しい生活の時間も多くあった様に思います。

自分が思うのは健康診断を受けているのに何故、重篤な状態になっているのかが不思議に思うのですが、みなさんはその様な経験はありませんか?

肩の下にテニスボールを挟み込む

病状が分かる前は、五十肩の治療などをしていた

健康に自信があった自分が、まさか?

ここからは自分の体験、あくまで自分の体験の感想を書きますね。

昨年(2018年)の6月、北海道は寒い日が多かったと記憶しています。体調が悪いので尚更かもしれませんがゴルフ場で薄いダウンを着てラウンドすることが多くありました。

2010年頃からクラブを振る、スイングすることができなくなるイップスになっていた自分、最悪の時はトップからクラブを振り下ろすのに2〜3秒かかります。そして、さらに1年前から左肩に違和感、未だに解決していないのが50肩です。ダフる(スイング中にクラブがボールに当たる前に土を打つ)、あるいはスイングに力が入り右腕と左腕のバランスが崩れ握っている手が離れる、これらは左肩に激痛がはしり、しばらく歩くことすら出来なくなる始末に、このダブルの病は結構厄介です。

いつもの様にラウンドしていたら、左肩とその周りに異様な重だるさを感じる。スイングの感覚では、大きなダフリやスイングのバランスが崩れたと思わなく、微妙に何かをやらかしたに違いないと感じる程度の動作なのです。この重だるさは数分程度で治り、ラウンドを継続することに支障がないです。また、この現象は、1ラウンドに1回しか発生しない現象だったのです。

しかし、このようなことを度々繰り返していたところ、一緒にラウンドしていた仲間から、その状況は異常だから病院に行ってみたらわという助言があり、病院に行こう!と考えるようになっていたのです。

身体のことは気にすることなく、仕事と遊びに夢中だった!

40数年間も健康優良児だと思っていた自分は、2012年にクライアントが運転する交通事故により、同乗していた中で隣の席の人が自分の鼻を目掛けて飛んできて自分は鼻血を出してしまい、クライアントの勧めで人生初の救急車に乗る機会があり、救急車では「少し血圧が高いですが・・」といわれ、緊急病院でもほぼ同様のことが言われて、逆に質問をしたところ血圧の上が220を超えているとのことで、かなり心配され、先生からは怪我よりも血圧が異常だから、地元に帰ったら直ぐに病院へ行くようにいわれ、それ以来、自分は高血圧で糖尿病で、健康優良児ではなくなり、薬漬けとなってしまいました。

話は最近に戻り、そんなことから、自分には循環器内科の掛かりつけの医師がいて、日頃から血液検査もしていましたので、肩の痛みと胸部の違和感については、循環器ではなく呼吸器内科へ行って検査をすることにしました。

そこで、CT検査をした時に肺に小さいけれど3つのポリープ?があり、たまたま腎臓まで撮影できていて、腎臓にも影があると言われました。念の為、大きな病院へ行って検査をしてくださいと告げられた。その前に、心臓は問題ないですという一言も。結構、ショックはありましたが病気が決定したわけではないのでさらに検査をすることに。

マウナケアの頂上の写真

体調の変化には気づかず、1ヶ月前にマウナケアの4205メートルの高さ、気温は0度で天体観測をしていた!考えると寒さが倍増する。

さすがに50歳を過ぎると自分の身体が心配になる

病院が大きくなると部位によって先生が異なります。A先生曰く、肺は調べないと分からないけれど、癌ではないと思う。B先生曰く、腎臓の影は調べないとわからない。結局は、造影剤を使ったCT検査です。

検査の結果、肺はたぶん悪性ではないけれど経過を見ましょう。悪性だとしても今の大きさなら初期段階で問題はない。腎臓は悪性ではありませんね!ということ。しかし、自分の左肩部分の違和感の解決はしていません。

A先生に、自分は左の方からこの辺りに違和感があるのですが・・というと、であれば、循環器へ行って調べて下さい、そしてまたこちらの病院へ検査に来て下さいだった!まじか?と思いながらも、癌ではないかもという優しいお言葉を頂き、循環器には定期検査のつもりで・・

掛かりつけの先生にこれらを伝えると、それは狭心症かも!だった。この段階では狭心症の怖さも知らずで、状況を把握できていない自分。いろいろ注意をされた中で、何かあったら「ニトロペン」を使うように言われ、直ぐに近くの大きな病院で検査する手続きがされました。

一通りの説明で、やっぱり狭心症という判断で、カテーテル検査をしましょうということになりました。病室や治療室、そして先生の空き状況から一番はやい段取りで日程が決まり、検査の段階で治療が可能であればそのまま直しますね!的な流れに。

癌ではなかったのだが、結局のところ面倒な展開になってしまった。しかし、カテーテル検査は3泊4日もあれば済むものと理解していた自分にまさかの事態に!

説明ではまだ若いので問題ないと思いますがと言いつつ、最悪の状況も説明され、その時はバイパス手術になる可能性もありますと告げられた。

薬、ニトロペン!お守りといて持っている

この薬はその時のモノ、お医者さんから、お守りとして持っていてと言われた。

無知は最大の敵かも!

自分は、まだ体力的に余裕があると思い、妻と社員の出産祝いや自分のジャケットの買い出しに出かけた。その日は天候が変わりやすく、午前は暖かかったので半袖で、その買い物の頃は寒くなりはじめ、百貨店内は冷房が効き妙に体が冷えた時にまた、発作が始まった。

過去の経験とは違い、まずとても立ってはいられず、額には脂汗、そしてあくび連発の状況、精神的にも妙に落ち着かない状況に陥った。妻に買い物を頼んで百貨店の入り口のベンチで目に見えない病魔と格闘していた所、妻に発見され救急車に連絡すると言われたが頑なに拒否し、時間にすると15分から30分でその山場を通過することができた。

自宅へ戻り、夕方にまた発作が発生。百貨店の時よりも苦しさは少ないが時間としては長く感じた。付け加えると、自分の感覚や知識からするとこの出来事が「心筋梗塞」だとは全く思うことはなかった。今は経過を知っているので発作とか苦しいとか書いているが、その時には「死」という痛みや苦しさを感じるには程遠かった。

前編の結論として

人生の中で全てを理解することは難しいので、最低限の知識を持ち、日頃から自分を見てくれている家族や仲間を持つことで、何かのサインを受け取ってもらったり、異変に気づいてもらえます。後はそのアドバイスにどれだけ謙虚になれかが重要なのでは!

後編へつづく

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