2ヶ月ぶりのロードバイク、行き先は志賀島
博多駅から百年橋通りを走るルート、途中空港を右手に見ながら気分良く滑走する予定だったが、意外にも向かい風が強い。気温も丁度いいのだが、初心者には少しだけ風が気になる。
この辺りは自転車道路のスペースがあったりなかったりで、交通量も多いので歩道を使いながら走行した。
もっと道路標識を勉強しなきゃ
流通センター通りを左折して香椎浜埠頭へ抜けるルートを考えているのだが、地の利がない自分は流通センター通りにある跨線橋の越え方というか走り方が理解出来ない。
JRを越える跨線橋はトラックも多いので歩道を走る事にしたのだが、何と途中から階段のなってしまい仕方なく担いで階段を降りて、また登ることを選択した。
次に西鉄の跨線橋は箱崎の方を見ると明らかに進み方が異なるので、ガードレールから乗り出し車道へ戻った。この道路は自動車専用道路じゃないよね?とか思いながら、恐る恐るの走行になった。普段の車の運転は、いかに車優先で物事を考えているのか自分自身も反省して、もっと道交法や標識を勉強して弱者に優しい環境づくりと運転を考えて対応しないと考えさせられる。
後に一応ネットで調べたところでは、優先道路という記述は見当たらなかった。
無事に国道3号線を通過して埠頭へとバイクは進むのだが、さらに風が強くなりバイクは思う様には前に進まない。
往路の橋が12ヶ所?
スタートして10ヶ所目の香椎かもめ大橋、この橋梁は片側3車線、福岡市内でもっとも長く789メートルある。登りと風と戦いながらも景観が応援をしてくれる。倉庫街を抜けて海の中道まではあと2つの橋を越えなければならない。北東からの海風は容赦ない。この辺りまでは交通量、とくにトラックがが多いが雁の巣レクリエーションセンターから雰囲気が変わり、道路が片側1車線となる。
海の中道を往く
外海は玄界灘、内海は博多湾。海の中道線の電車を見ながら、ここからは追い風で一気にテンションを上げたいところなのだが、初心者には道幅が狭く感じられるので自転車道を走行、結果的にはのーんびりと目的地へ。途中コンビニにより水分を補給していよいよ志賀島へ上陸。距離にして約25キロ、とりあえず無事に到着。全体的な印象は橋梁越えと志賀島に到着寸前の景色は気分が良い。
お一人様観光は気楽で良い気分!
出発時刻が遅かった今回は到着したはのが12時半過ぎ、お腹も空いたので志賀の町をぶらぶらしていると素敵なカフェを発見、ローストビーフ丼を美味しく頂く。こちらのカフェは志賀海神社の参道の神社側にあり、もともとあった建物を活かしながらリノベした感じのお洒落な造りです。まったりした時間を過ごしていると後半は少し思考を変えることにして渡船で帰ることに決定!
金印が発見された志賀島
志賀島は福岡市東区にあり、海の中道と陸続きになっている島です。一周は約11キロで近くには能古島と玄界島、海上交易の出発点として歴史的に重要な位置を占めていた様だ。日本書紀、古事記に記述が見られ、万葉集でもこの島を歌ったものが16首、柿本人麻呂の「大君の遠の朝廷とあり通ふ 島門を見れば神代し思ほゆ」島門は博多湾の入り口に位置する能古島と志賀島を門に見立てた謂い。
1784年に島の農民が偶然に金印を発見。「漢委奴国王印」
自転車走行と乗船は贅沢な遊び
残念ながら、今回は島の外周RUNをすることは、あまりにも臀部が痛いために中止して14時に出港する渡船で西戸崎経由で博多のベイサイドプレイスへ行くことにする。簡単に変更できることは、ポタリングひとり旅の良いところ!自転車走行と乗船はこのルートそして福岡、九州ならではの体験なので是非味わって欲しい。博多駅周辺からスタートするとおよそ50キロ程度のポタリングは健康にも癒しにもなる最高の遊びでありスポーツだ。
渡船
きんいん1号は120トン162人乗り、所要時間は約30分程度で、自分が漕ぐ自転車よりも大幅に早く博多まで到着できる。料金は大人670円と自転車100円、市民には高いか安いか分からないが博多湾が一望でき、時間も短縮できて気分が最高なので、自分にはめちゃくちゃコスパがよい。
クルーズ船が日本で1番多く寄港する博多港
博多港は今、日本一クルーズ船が寄港する。今日はMSCスプレンディダ号が出迎えてくれた。137,936トン、乗客3,247名に船員約1,370名、1,637室で18層(うち乗客用デッキは14層)はカジノも備える超豪華客船。タワーマンションを横にした感じのスケールです。一度は体験したいですね。
博多ポートタワーの存在価値は?
ベイサイドプレスは初めてで、ここに何があるのか全く知らないのだが博多埠頭に赤い鉄塔「博多ポートタワー」を見掛けて知っている人は多いはず。どことなく東京タワーに似ていると思ったら、内藤多仲氏「塔博士」と呼ばれる方が設計したらしく、東京タワー、名古屋テレビ塔、2代目通天閣などを手掛けているらしい。
自転車も福岡も、そして島巡りは最高!
さあ、ここから我が家までは約20分!今日も一日充実した気分。
風を感じながらゆったり走り、とことん走る場合は喧騒から離れた島を一周して帰り、のんびりしたい場合は渡船を使って帰ることも可能なこのルート。どちらも非日常的でリフレッシュになる。天気の良い朝、少し寝坊しても行ける志賀島へ、あなたも是非チャレンジを。
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