おすすめ度4.2 たべもの3.9 コストパーフォーマンス4.0 体験3.8 感動4.2
歴史的な情景も、現代の生活や文化から創り出される風景も、とにかく記憶に残る
台湾はひと言でいえば「かわいい」という文化があるように思える。
建造物、今的なスポット、料理、ライフスタイルなど全てにおいて遊び心があるのか、その想像力は不思議でたまらなくなる。日本は最新の文化を取り入れると古いものを捨ててしまう様な気がするが、ここ台湾は少し違う。島の伝統、中国そして日本などの良いところを継承している。
例えば、都市開発が進みきれいな街づくりが進む側で、夜市が連日繰り広げられている。日本の大都市圏だとこの様なスタイルの商売は規制が入り過去のものとなるだろう。夜市は市民にとって大事な食卓になっている。
見ている私達には異様な光景なのだが、それがまた「かわいい」、台湾はアジアのかわいい文化の発信拠点になるのではないだろうか。
台湾と台北と新北の基本情報
少し難しい話だけど、日本が統治していた時代もある台湾は、国家ではなくひとつの地域を統治する政治的実体として扱う政治的な概念から成り立っている。知日派が多いとされていて、台湾における日本統治時代への評価は朝鮮に比べて肯定的であり、特に日本統治時代を経験した世代にはその時代を懐かしみ、評価する人々も多いとされています。
なので、意外に日本語が通じたりするし、街に書いてある文字で雰囲気が伝わってきたりするので、私達は台湾にいると海外で感じるストレスも少なくとても癒されるのです。
台北市はみんな知っていると思うが、新北市という街は知っていますか?簡単に言うと台北を囲んでいる街が新北市、新北市の中に台北市があることになる。人口は400万人、一方で台北市は265万人。よく地図を見ていないと私達は新北市と台北市を同一の街として捉えているかも知れないので今一度確認をしてほしい。
付け加えると、この新北市の北の海側には基隆市という街があり重要な港町でもあり人口は37万人なので、この周辺だけで700万人で台湾の約30%がここに集まっている。
あらすじ
新千歳から台北へ向かうと基本的には成田へ向かい桃園国際空港に到着することになる。沖縄へ向かうのとは然程変わらない時間行程に(搭乗時間は4時間程度)。市内の移動は鉄道、地下鉄、タクシーと考えている。電車は、ほぼ時間通りで快適、正直なところタクシーは安いのでどこへ行くのにも利用したくなるが、電車で街や人を観察するのも楽しい。
今回は現地のお友達の家族と、一緒に九份と十份に観光に出掛けることにもなっているので楽しみだ。ここら辺は人気スポットでもあるので公共の乗り物は激混みになるので要注意。また、日頃仕事でお世話になっている翻訳家の方と食事の予定で、予約はお任せしたのでそこも楽しみに
市内から半日で気軽に行ける、淡水や鶯歌に行ってみたので、そこも紹介したい。全部で4泊5日の行程はかなりゆったりなスケジュールなので、仕事、リラックス、交流を存分に楽しみたいので、ホテルも少し欲張ってみた。
桃園からはMRTで
いつもなら、直ぐにタクシーを選択するだが、EASY CARDを買って電車にも慣れてみようと思う。購入方法は至って簡単で、販売機には日本語選択があるのでそれに慌てず従っていればゲットできる。
ここでは駅のホームを迷うことなく、全てがスムーズだ。所要時間は台北駅まで35分程度で料金は500円ぐらい。渋滞もあったりするが、恐らくタクシーと時間は変わらない様な気がする。車からの車窓とは違いジャングルの中を走っている感じがした。
台北駅が広くてビックリ。特に、この桃園からのMRTとの繋ぎは広くて分かりづらく、少し迷ってしまったが、MRTの改札を出る時に落ち着いて次に行く方向を確認して歩けば良いと思います。行きたい場所の路線名と駅名はしっかりメモリーしておけば問題ないのが結論で、知ったふりをして流れについていかない事が重要。
忠孝復興
1泊目のホテルは忠孝復興にあるホテルプロバーブスタイペイ。駅から徒歩で3から5分なのだが、この辺りは何やら賑やかだ。駅にはSOGOがある、それも複数店舗が存在している。それ以外は大きな目立った建物はないエリアの様だが、おしゃれな飲食店が散在していて、中には行列ができているお店があったりする。
でも、昔からあるお店も多くあり、そのミスマッチングな感覚はなんとも言えなくもないが、絶妙にインスタ映えする。若い子達は、人気店のお客様であって情報の拡散者でもある。こぞって皆同様のポーズで撮影しているが、とても滑稽なのだがこちらもついつい真似をしたくなるから不思議だ。きっと共有感が最大の遊びになっているんだろうなあと思うのと同時に、最初にこの構図を考えたて人は上手だなと感心せざるを得ない。
おじさんは、昔のお店を撮っている方が妙に楽しいのだが…。
鶯歌(イングー)、陶磁器の街
台北から電車で30分で新北市の鶯歌、陶磁器の町へ行くことができる。ちなみに電車の料金は120円ほどで、迷う事なく行くことが可能だと思う、台北駅で分からなくなったら駅員さんに気軽に聞こう。大抵は分かり合えるはずだ。
鶯歌の駅舎は素敵な造りになっているので、ここから撮影しまくり状態になるのだ。通りを歩いていても壁面や建物は昭和っぽくて懐かしい。もしかすると、昭和の雰囲気は今となっては「かわいい」モノかも知れない。
ブラブラ歩いていると、小さな寺を発見したり、これから先の「歩きながら撮影」が待ち遠しい。
取り敢えずは、陶芸博物館へ勉強に、有料だけど少しのお金はケチらない様にしてね。物価は安いので負担にはならないと思います。
19世紀頃から現代のアートがオシャレに展示されている。その日は暑い日だったので隣接の公園には行けなかったのだが、かなりユニークに造られていてファミリーにも最適になっている様だ。
鶯歌老街
想像以上に賑やかで、清潔感があるオシャレな通りになっている。観光で発展すると様々なことが整備されている例だと思われる。昔の面影は殆ど残っていない様な気がするけどシンボリックなモノや陶芸品を上手に使って街づくりをしている感が多くある。ちなみに本当に狭い路地へ入ってみたら、本当にオシャレだった。そしてそれ以上奥は生活圏だったので、ご遠慮させて頂いた。
このエリアは気温が涼しければ何周でも出来そうだ。車で来ていたらながら撮影プラス買い物三昧になる。
2日目から3泊はマンダリンオリエンタル ホテル台北
今回は新北市からほぼ出ることはないので、ホテルを少し贅沢にしている。ホテル時間を少し長くしているのだ。癒す時間と仕事をする時間、食事をする時間を多くしている。今後の課題はスポーツの時間も作らなきゃとも考えるところ。ここのホテルは多くの有名人が利用するだけあって、全てのサービスにおいてそつが無い。残念ながら自分の経験ではパーフェクトかは分からないが、評価点、オススメ度は高い。
淡水
ホテル内の探検散策も、ながら撮影。ここのホテルは美術館並みのコレクションなので飽きない。少し、お部屋で休憩して夕方からは淡水へ!MRTで台北から約40分で、特に帰路は少し混む感じがあるけれど、いざとなったらタクシーでも行ける圏内。途中、有名な台北グランドホテルを見ながら、また夜市で有名な士林駅や温泉好きなら堪らない北投駅があるので要チェック!
淡水は東京で言うところの天王洲や横浜のみなとみらい的な存在で、地元のデートコースになっている様な観光スポットで夕陽が綺麗な場所。こちら台湾では露店(屋台)を店舗と位置づけている様だけど、夜市並み、それ以上に公園や道路に出店されている。夜市同様に屋台を見ているだけも楽しいのだが、勇気があれば価格は安いので買って食べることをオススメしたい。
前編のまとめ
4泊5日で台北、新北あたりを遊ぶには余裕のスケジュール、ホテルを多少豪華にするのはオススメです。そして、EASY CARDは多くの電車を利用するなら便利、コンビにでも使えるので無駄がありません。日本の昭和感が漂よう台北は僕ら世代には懐かしくて、今見ると妙に可愛い雰囲気で落ち着きます。中心街から30分から60分圏内で見どころが沢山あるので予算が少ない旅行でも楽しいです。
2019年8月の体験記事で、取材許可が必要のない範囲での投稿ですので期日や数字、地名などはご自身でご確認の上参考にしてください。文中の誤字脱字ご容赦ください。
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