完治する前に、ちょっと一息
カテーテル手術1と2で山場は過ぎましたので、生活する上で安静を保つということもなくなり、活動範囲も拡がりましたので旅行へ行ってきました。しかし、水泳やマラソンなどハードなスポーツは原則だめで、水分補給なまめに体調の異変があれば直ぐに救急車を呼ぶという状況は変わりません。まだ、紛れもなく狭心症患者です。
ちなみに泳ぐのはかなり危険らしく、水で体温が下がり血管が縮み発作が起こり、溺れてしまう例が多いらしいです。以前からの計画でそんなところへ行く予定でしたが、泳ぐことは禁止になりましたが、幸い旅行は最大限の注意を払うことでオッケーをいただきました。
カテーテル手術 冠動脈3
緊急を要する血管2本の手術が終わり、そして準緊急を要する手術1本は75%が詰まっているのですが前の2本は1%しか血液が流れていませんでしたので、余裕に感じますね。が、しかし。自分の心臓の血管配置は他の方と違うというのは前述の通りで、さらに心臓に張り巡らせている血管も少々癖が強い様で、先生からは「前よりもステント等の難易度は下がるのですが、血管の曲がりが強いのでカテーテルが通りにくい、無理に通すと血管が破れることもあるので慎重に対応するしなくてはならない、そして血管によっては縮れとかも考えられる。そして、その部分を通過する際の数秒間から数十秒間、狭心症あるいは梗塞状況になるので苦しくなります」「辛くなったら言って下さい、でも我慢もして下さい!」、苦しくなることを前提に手術をしなくてはならないことを意味していた。あの心筋梗塞になった時を思い出すと厳しい状況だなあと思いつつ、もう乗り切るしかありません。
この症状になると、本当に重苦しくてイライラし、叫びたくなります。
いざ本番、心電図のピッピッの音が通常よりも段々とゆっくりになっていきます。先生が思わず「大丈夫ですか?、もう少し、頑張って下さいねー!」、本当にやばい感じがしたが、ここはもう信じるしかない。
無事、終了!やっと復活した。
相変わらず、止血が上手くいかなかったが2時間延長1回で何とか右腕が開放され、春からの騒動は雪が降るまえに終了することが出来た。10月の後半からゴルフも再開することができた。そういえば、1回目の手術が終了した時に先生から「普通の生活をしていい」と伝えられたのでゴルフの練習場へ行ったのだが、偶然にも知人の医療関係者で今回の件を知る方に出会い、怒られた。今となっては笑い話となっている。
掛かりつけの病院は2ヶ月に1度、血圧と糖尿病の改善のために。3ヶ月に1回は手術をした病院に検診に行き、約1年後にはカテーテル検査を受けなくてはならない。これを書いている1ヶ月後がその時期にあたる。
春に、長旅をしていた時に歯が腫れたというか顔が腫れた。海外だったので病院に行くか迷ったところだったが、行くのは止めて我慢して帰国後に検診で先生に確認したところ血液サラサラの薬を飲んでいる間は、抜歯が出来ない。少なくても1年の検診までは薬を中止することは出来ずの状態。そう、手術をしたから、または成功したからって、完全に健康に戻ったとは限らないのだ。
ステントを入れても、治療以外の血管に、血栓や梗塞があるかも、再発しているかも知れないのだ。最終的な検査をしなければその答えは分からない。原因はもともとの体質と考えれば十分に考えられることなのだ。
医学的には治ったが、病気との戦いはこれからだ!
これから生きていく上で、先ずは毎日薬を飲むことが必須になり、原因のひとつして考えられる不摂生の改善が鍵になる。MAX87キロあった体重の減量をしなければならない、入院中も1時間毎に院内をウォーキングして、せっかく朝昼晩の三食を摂る様になったので、これらを退院後も続けるように努めた結果、現在は体重78から79キロをキープしている。
時計とか身につける事が嫌いな自分は、Apple Watchも購入してウォーキングやサイクリングなどとヘルスケアのデータを参考にして目標を設定して楽しく毎日を過ごし、テレビを観ることを出来るだけ控えている。寝ながら観るテレビは運動量を減らす原因として考えているからだ。とにかく身体を動かすことを念頭に置き、食事はある程度の自主的な制限で3食。
健康対策の全ては継続できなければ意味がない、これからの人生が短くなり活動も出来なくなると今回の件で猛省しているし、日頃のケアと健康診断そしてさらに究明の検査をしないと結果は分からない!神経質になる必要はないが、体調の変化に気づける知識や感覚は身につけなければならない。理想は80歳になっても自力でゴルフ、旅行に行けることだ。
検査をしよう
あれだけ血管が壊れていたのだから頭についても不安を感じ、年末には脳梗塞を心配してMRIを受けた。(循環器は首から下の血管を調べる範囲となっている)結果は、多少の詰まりは見受けられるが心配する必要はない程度だった。
さらに今年の5月には大腸検査と胃の検査を行った。運良くポリープはなかった。両方共けっして安い金額ではないが、検査を受けるなら時間とお金が許す範囲で最先端で治療前ぐらいの検査を受けたほうがいいと言うのが結論になる。
これらについては別なところで紹介をさせて頂きます。
後編の結論として
健康診断は重要だ。先ずは自分で日常の体調や行動の変化を見つけなくてはならなくて、これは第3者では気づくことが出来ない。少しでも不安があるなら受けられる最大限の検査を行うべきである。病は上部だけでは分からない。
病気はみんな掛かるものだが、その重さは異なりその時に最大の勇気をくれるのは家族だということ、自分にとっては妻がその存在だった。また、病院に行くきっかけをくれたのは仲間だった。妻から言われるとついつい上から目線で対応になるが、仲間が本気で対応してくれると案外受け入れやすい。本当に感謝したい!
心臓が苦しいシーンをテレビで観ることがあったが、あそこまでのシーンになるともう笑えない状況なのだと理解した。今回は生命保険や社会保険については触れなかったが機会があれば紹介したい。これらもとても生活にとても重要な役割を果たしている。
この記事へのコメントはありません。