全室オーシャンビュー
宮崎県宮崎市にあるリゾートホテル。マリオットインターナショナルのグループで、運営はフェニックスリゾート。ここにあるゴルフ場では毎年12月に男子プロのダンロップフェニックストーナメントが開催、ゴルフファンなら誰もが知っている大会、聖地となっている所なのです。
1994年の秋の開業で、すでに25年が経っているが、ここ数年で様々なところの改装を重ね、全フロアの情報は分らないが、自分が利用したフロアの27階はとても綺麗だった。
ホテルの敷地も広く、客室は744室、九州一の高さ154メートル43階建なので、目的によっては移動が大変になるが、エレベーターは待ち時間も少なく快適。自分の好みとしてはコンパクトな設計なので、そういう意味では苦手なホテルのタイプのひとつ。
北海道のトマム星野リゾートの様に周りには何も無いので、ビルの大きさや土地の広さを比較して図るものが無いため、現場ではそのスケール感が伝わらないが、かなり大きい。
ラグビー日本代表合宿
今年の9月に日本ではラグビーのワールドカップが開催。日本代表チームの強化合宿はこちらのホテルが利用されている。ホテルの周辺はゴルフ場もあるが、スポーツ施設が充実している。九州、その中でも宮崎は、温暖な気候を活用し春の野球キャンプなどをはじめスポーツツーリズム、スポーツ合宿に力を入れている。
自分の部屋は選手達と同じフロアで、すれ違うことが多いのだが、ここで一緒に写真を撮ってとかサインとかをお願いするのも心苦しく、少し会話を楽しむ程度で十分満足。それにしても彼らを目の前にすると、全速力でタックルする気にはなれないほど体格が違うことに驚く。余談になるが、ここで紹介出来るかは分からないが、自分はワールドカップの現場取材が決定している。
窓からの景色は息を飲む
部屋を入ると先ずは窓の外を見るというのが大体の人かと思うが、ここの景色、海一面は豪快だ。なかなか写真では表現が難しく伝わらないので、是非自身の目で確かめて欲しい。宮崎ならでの豪快な海の景色が見られる筈。
目を下にすると木々に囲まれたフェニックスカントリークラブのトム・ワトソンゴルフコースが見える。ナイター設備があるようなので夜でもラウンド可能なコース。そして、その横には温泉とプールが見える。
さらに、この海の向こうから朝日が見えるのだが、最上階のレストランへ行くと山々とそこへ落ちる夕陽が神々しく彩る。
温泉とプール、スパ
温泉の案内としてホームページでは地下1000mの深さ、1千万年前の地層から湧き出すお湯は、太古の海の化石成分が溶け出したミネラル豊富な美人の湯。月の名をもつ2つの湯屋にと5つの離れ湯、そして、放送作家の小山薫堂氏が提唱する“湯道(ゆどう)”を体現する公認湯室第一号の「おゆのみや」など、宮崎の持つ、歴史・芸能・伝統・文化そして神話の要素を取り入れた情緒あふれる空間が広がります。
客室数からすると、温泉とプールはもう少し広く、貸切風呂の料金も少し高いかなぁと思う。貸切風呂については利用していないので、実際の価値については判断できない。
館内にあるプールは25メートルプールと本格的でジャグジーやテラスもある。ジムの設備も充実していて、どのスタッフさんも気さくで明るくサービス精神が旺盛だ。
風待ちテラス
滞在者専用になっている風待ちテラスは、カフェやベーカリー、アクティビティーセンター、レタールームなどがある。「旅」をテーマにした本を自由に読むことが出来る。コーヒーやサンドイッチを片手にこれからの計画を練るには丁度いい。これは、会社や自宅の近くにあればと考えた時に、蔦屋とカフェのコラボサービスが同じだと感じていた。
テラスの奥にあるレタールームは、ペンを持つことが少なくった人には非日常で新鮮だ。店内に展示された特別な万年筆やポストカードを使い、大切な誰かに手紙を送って欲しい。自分は妻に感謝のメッセージをその場で投函した。ほとんどが無料でとても粋なサービス。子供にも工夫されている。
宮崎といえば
高度成長期の頃の日本では、新婚旅行へ行く目的地として宮崎が大人気でだった。その時の旗振り役として活躍したのが宮崎県観光の父で、宮崎交通創業の岩切章太郎だ。有名な話として、殺風景な日南海岸にフェニックスの植林をした。インスタ映えを意識した最初の人であろう。
美しい海と温暖な気候を持ち、そんな宮崎には、美しい大自然が生んだ高千穂峡や日南海岸、鬼の洗濯岩など絶景スポットがある。
ホテルの施設が充実しているので、ホテルでのんびりリフレッシュか宮崎の観光をするか迷うところだが、自分はロングステイを勧める。せっかくの宮崎はゆっくりまったりで遊ぶのが一番。
目的にあわせてチョイスできるレストラン
Ristorante ARCOは最上階にあるイタリアンレストランで、窓から見える景色は格別、自分のテーブルからは青島の海と鹿児島方面の霧島が見える。夕陽を観ながら頂くディナーとお酒は最高のひと時です。
朝食はガーデンビュッフェ「パインテラス」、この時期限定なのだと思うのだが、宮崎牛と西洋野菜の焼きおにぎり茶漬けは美味、ぜひご賞味頂きたい一品。マンゴーをはじめ宮崎産にこだわった野菜や食材が使われ特別な朝になるだろう。
なんちゃって評価、参考になれば
- 価格:時期によるが宿泊に関しては相応、付帯設備を本気で使ったら….
- 食事:景色、食事も最高だけど空間に古さを感じるかなあ
- 朝食:バリエーションが豊富、子供から大人まで楽しめる、少し混んでいるかなと思う
- 風呂:シャワーが個室になっているけど、使い勝手が変?
- 温泉:離れになっているので少し面倒で狭い
- プール:雰囲気は頑張っているけど、もう少しお洒落に出来るかな?ターゲットの問題かな?
- 部屋:景色は最高、レイアウトも無難でしたがソファのサイズが…
- 設備:
- ベッド:枕はGOOD、広々キングサイズで寝心地最高
- キッチン:なし
- フリー:水
- アメニティ:シャンプー、リンス、ソープ、歯ブラシ、シェービングほか
- タオル:普通
- 浴衣:セットされていました
- スリッパ:あり
- レセプション:
- スタッフ:不慣れな所があるが、そこは愛想でカバー
- ショップ:時間がなく立ち寄れなかった
- カフェデリ:風待ちテラスは最高
- バー:
- ランドリー:
- レンタル:
- ジム:
- スパ:
- コンシェルジュ:
- シャトルバス:
- オススメ度:このホテルを利用するなら2回目の宮崎、大人の人達に、ホテルでトコトン遊んでもらいたい
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