伊勢志摩、伊勢神宮
時代は平成から令和になり、天皇、皇后両陛下の代替わりに伴う儀式や祭祀(さいし)が執り行われるている。大嘗祭終了後、天皇、皇后両陛下が伊勢神宮(三重県伊勢市)や歴代天皇陵を参拝される「親謁(しんえつ)の儀」は11月22、23日に伊勢神宮で行われる。
30年前に一度、真珠の取材の仕事で伊勢を訪れたことがあった。その時は、伊勢神宮を参拝することを無く帰路に着いてしまった。信仰とか歴史に疎かったという反省しかない。今朝のテレビでは伊勢神宮の特集をしていたのだが、その出演者の殆どは伊勢神宮には行きたいと思うが行ったことがないと答えていた。
歴代の天皇も京都から伊勢に行くことがなかったらしく、約1200年ぶりに明治天皇が参拝されたということだ。2000年も継続された歴史、1200年も待ち続けた守り続けた人達。
ここは本当に神聖なところで、行きたくても行けない、行けたこと事態が幸せなことなのだ。
鳥羽、ミキモト、海産物
伊勢志摩国立公園、志摩半島の沿岸部はリアス式海岸が発達している。歴史的にも志摩の中心として栄てきたのが鳥羽の街。測量の伊能忠敬もこの辺りには大変苦労したらしいぐらいに景色は素晴らしい。
車で走っていても平地らしいところはあまり無く、直線的な道路も少ない環境なので必然的に海関連が盛んになる。その筆頭がミキモトの真珠。鳥羽にはミキモトの真珠島がある。ここは養殖真珠発祥の地で、ミキモトが経営するレジャー施設となっている。島内では真珠工芸品が展示されている他、海女の実演が催されている。
海産物は、サザエ、大アサリ、伊勢えび、あわび、かじき、岩がき、季節の魚貝がたくさん!とりわけ、鳥羽の海鮮丼は安くて旨い。
伊勢の趣、三重の文化を体感できる宿
品格のある純和風建築を基調としながら、現代的な快適性も加味した居心地を実現。凛とした空気感の中、心静かにお過ごしいただけます。と、ホームページでは紹介されている。
関空から奈良の東大寺に立ち寄り、夕食を済ませてからの到着だったので20時近くに到着。ホテルの方々は暖かく出迎えてくれた。暗くて佇まいや周辺をよくよ見ることが出来なかったのだが、本当に静かなところ、敷地に入る門や大きな看板も無かったので、ホテルを見落しがちな感じではあったが、逆にこの方がこの土地の静けさを保つのでは無いかと感じられる。
入口からレセプション、石畳と小さな庭を観ながら、館内に入りホテルの個性を眺める。客を程よい長さで迎え、喧騒から寛ぎの変換をさせてくれています。
お茶とお菓子を頂きながら、ゆっくりと手続きを済ませて部屋に案内される時間は、決して無駄にはなりません。
和の感覚を現代的に
和室に少し大きめのベッドが二つ。外国人旅行者でも喜ばれるデザインと工夫がされています。気の温もりと壁紙や家具の感覚はとても落ち着いていて和洋のマッチングと現代のセンスを感じます。特にベッドスローは従来の目的とは関係ないと思いますが、とても素敵です。
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障子をロビーやレストラン、部屋に多く取り入れて、自然光や照明の光をとても柔らかく人や室内を優しく照らすことで安堵感が増しています。この様なデザイン、使い方も今っぽい感じで自然に受け入れられるのではないでしょうか。
「常若」という、おもてなしの温泉
パールオーロラ風呂はミキモトコスメティックスと潮路亭のコラボで潮路亭の為に開発した風呂なのだ。真珠由来成分(パールコンキリオン・ピュアパールミネラル・パールコラーゲン)により、真珠のように輝く肌「真珠肌」に導いてくれるそうだ。
「常若」というコンセプト。常に瑞々しく若々しくは、伊勢神宮は20年一度、御社殿や御神宝などを新しくする「式年遷宮」、これを1300年以上続けてきたとされており、この思いを温泉でゲストの皆様にも感じて頂きたいという思いは、きっと伝わると思う。
立地、周辺の観光、寝心地そしてコストパフォーマンス
立地は、伊勢志摩は首都圏からもかなりの時間を必要とする場所。本当にわざわざ行くところなのだから十分楽しみたい。鳥羽は伊勢・志摩の観光拠点なので、ここを中心に行動すると利便性がいい。
外宮までは15分、そこから内宮も10分程度、自分は走れなかったが伊勢志摩スカイラインの入口も近い。内宮は朝10時には駐車場が満車になるぐらいの人気スポット、早朝は5時から参拝できたりもしますので、スケジュールに合わせて行動しなくてはなりませんので、この立地はオススメ。
周辺の観光は、上記の通り伊勢(伊勢神宮とおかげ横丁)と志摩(志摩スペイン村、志摩マリンランド)に多くあるが、ホテル周辺にはミキモトの真珠島や水族館は徒歩圏内。サミットも行われたこの場所の景観は、どこから見ても美しい。神宮125社、別格の魅力的な神聖なところなのです。
寝心地は、窓の外はリアス式ならではの海。真珠島も直ぐ近くに見える。寝心地が悪い訳がない。間違いなく深い眠りにつけるはず。朝陽も本当に気持ちよく目覚めさせてくれる。
コストパフォーマンスは、朝食付きのプランだったのだが十分に納得する価格。もう少し部屋で寛いでいたかったなあと思う。
朝食は純和食
焼き魚、鯵のひものと色とりどりの小鉢。せっかくの料理なので、もう少し雰囲気があっても良かったかなあと思うところもあったけれど、美味しかったと思います。
まとめ
伊勢志摩は観光するところのスケールが凄すぎて、宿のことは忘れてしまいがちになりますが、折角の旅行は宿がとても重要です。このホテルで印象に残るのはパールオーロラ風呂です。2から3日は肌がキラキラしていますよ。朝食後にお庭を散歩しましたが、この辺りならではの海が庭の一部になっています。桟橋があってとても素敵です。
内装のデザインや小物のセンスが良くてとても落ち着きます。伊勢らしさを記憶に残すには最高のロケーションでした。
なんちゃって評価、参考になれば
2019年11月に体験
- 価格:観光地では一般的な価格設定なのでは
- 食事:
- 朝食:和食は料理も器もきれい、美味しい食事でした
- 風呂:
- 温泉:パールオーロラ風呂は絶対に入るべき
- プール:
- 部屋:和のテイスト、センスがとってもGOOD
- 設備:センスよく配置されていますが、ベッド上の照明が少しきになるかな
- ベッド:高さも質も最高です
- キッチン:
- フリー:
- アメニティ:シャンプー、リンス、ソープ、歯ブラシ、シェービングなど
- タオル:一般的だったかなあ
- 浴衣:一般的かな、靴下もあり
- スリッパ:あり
- レセプション:カウンターはとてもきれいでしたが
- スタッフ:みんな頑張っていましたが、もう少し頑張ってという時もあったような!
- ショップ:お土産ショップ
- カフェデリ:
- バー:
- ランドリー:
- レンタル:
- ジム:
- スパ:
- コンシェルジュ:
- シャトルバス:
- オススメ度:伊勢志摩に行くなら、鳥羽で宿泊を。団体旅行を入れていなければ、こちらの宿は静かで、敷居も低くとても良いです。ラウンジ、ロビー、海のテラスは最高ですね。オススメ度10点中7.5点です。
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